先日、7月20日は、ザ・プリンスパークタワー東京で行われた、Google Enterprise Day 2011に参加してきました。
少し報告が遅くなってしまいましたが、講演の内容と会場の雰囲気をご紹介したいと思います。
午前中は全体セッションで、基調講演、Google講演、パネルディスカッションが行われました。
基調講演では、グーグルのグローバルセールス & ビジネスデベロプメント 担当副社長アミット シング氏から、「nothing but the web(webだけで)」 「100%webの世界へ」という同社のビジョンを、アプリケーション・プラットフォーム・デバイスの3つの視点からグーグルがどのように取り組んでいるかの紹介があったあと、最新の事例としてソフトバンクテレコム社のGoogleApps導入事例が紹介されていました。
めまぐるしく変わる「Speed」、どこからでも情報にアクセス出来るという「Mobility」、効率性から移行された「Innovation」というグーグルの重視する3つのキーワードや「すべての情報をデスクトップから取り除き膨大な量のストレージを専門家が管理し低価格で生産性の高い世界が未来のプラットフォームである」という言葉が非常に印象的でした。
Google講演では、基調講演で紹介されたビジョンに基づいたグーグルの製品戦略として、Google Chrome、Chrome Book、GoogleAppEngine、GoogleEarthBuilder、Google+が紹介されました。
Chromeはもともと、よりよいwebの実現を求めて始まったそうです。そしてそれが今では世界で1億6千万以上の人が使用しており、日本ではChromeが二番目に多く使われているブラウザであること、日本では一年間で90%も伸びたことなどが紹介されました。
Chrome Bookの紹介では、まだ日本では発売されていない実機を用いて起動の早さや安全性の実演がありました。
Google App Engine については、現在20万以上のWebアプリケーションがこのGoogle App Engine上で動いていること、4月に行われた英国のロイヤルウェディングの公式サイトもGoogle App Engine上で公開されていたことなどが紹介されました。
そしてGoogle Earth Builder。これは、考え方としては「Googleから地球儀だけを借りる」というもので、独自に地図を作っていくことが出来るというものです。紹介の中で今回の地震の被災地の被災前と被災後を見比べる写真がありました。もちろんビジネスに利用できるものですが、ビジネスだけでなくこのように記録として残すことができるのはすばらしいと思いました。
その後はパネルディスカッションが行われ、明治大学大学院の教授でいらっしゃる野田稔氏をモデレータに、株式会社戸田建設の佐藤様、頓智ドット株式会社の近藤様、株式会社ノーリツの長尾様のお話を聞きました。特に戸田建設様は、以前火災の被害に遭われており、それもあってGoogle Appsの使用を開始なさったということだったのですが、その為今回の大震災ではデータなどの被害には遭わずに済んだそうです。もちろん東北地方の建物などは大きな被害を受けたそうなのですが、それでもデータを失わずに済んだのはGoogle Appsを使用していたからなので、クラウドの力というものを感じることが出来る実例であったように思います。
そしてお昼休憩を挟んで、午後からは自分で事前に選んでおいたセッションに参加しました。
私が選んでいたのは、
(1)クラウド時代のエンタープライズサーチと、企業における統合検索の成功事例のご紹介
(2)他社サービスからGoogle Appsへ~中小企業の乗替えテクニックとワークフロー製品紹介~
(3)4300人のGoogle Apps導入事例~Googleプロダクツとの連携で拡がる可能性~
(4)日本最大級の導入実績!「CLOMO」による次世代IT環境構築へ向けて
でした。
それぞれ40分の講演で、会場はこのような感じです。
写真が見づらくて申し訳ないのですが、検索ボタンが付いていたり、動画の再生・一時停止のような枠もありました。
周りには、Google Mapの赤いマークや、Gmailのモチーフなどが飾ってありました。
さて、肝心の内容ですが、
(1)クラウド時代のエンタープライズサーチと、企業における統合検索の成功事例のご紹介
三井情報株式会社の渡辺様、清水建設株式会社の川田様のお二人が登壇されての講演でした。特に川田様は現在東北支店にいらっしゃるということで、震災の影響についてお話されていました。やはり、震災があってからはクラウドに関してご興味を持たれた方々もいらっしゃると思います。社員数の多い会社さんですとなおさらかもしれないですね。
実際、震災後はクラウドに注目が集まったという点も踏まえて、クラウドの活用方法について今回は「検索」というテーマのもとお話を聞くことが出来ました。
もちろんこれはどの会社さんにも当てはまることかとは思いますが、例にありました建設会社さんの場合ですと同じ会社内でも土木系の部署とそれ以外の部署では必要とする情報も異なるとのことで、同じページでも何を優先に表示するか、どのように画面を切り替えるとそれぞれに重要な情報を簡単にチェックできるようになるかというものをソリューションを用いて披露してくださいました。
(2)他社サービスからGoogle Appsへ~中小企業の乗替えテクニックとワークフロー製品紹介~
株式会社ミトリの園田様の講演でした。
これは、もともと他のグループウェアを利用されている企業様がGoogle Appsへ乗り換える、というもので、
内容としては、皆さんがよく疑問に思われるような不安な点を解消する講演でした。
今使っているグループウェアで出来ることが、Google Appsでも出来るのか?と思われている方々やデータを預けることに懸念を抱いている方々も、安心してGoogle Appsに乗り換えていただけますというご紹介でした。
何より、Google Appsを楽しむことが大事です、とおっしゃっていました。
(3)4300人のGoogle Apps導入事例~Googleプロダクツとの連携で拡がる可能性~
株式会社電算システムの相村様の講演で、実際にGoogle Appsを導入された生活共同組合コープネットの若宮様も登壇され、導入から活用までさまざまなお話を聞かせてくださいました。コープネット様が実際にご利用になっている画面を使って、実演形式で活用方法の紹介をしてくださいました。コープネット様は配達業務が多くあるとのことで、その際Google Mapをスマートフォンなどを使って、とても有意義にご活用なさっているとのことでした。
そのあとは「よくある疑問」として提示されたものに、若宮様がご回答くださっていました。実際にご利用なさっている方がお答えくださるので、現実味のある生の声を聞くことができたように感じました。
(4)日本最大級の導入実績!「CLOMO」による次世代IT環境構築へ向けて
株式会社アイキューブドシステムズの佐々木様と日本ベリサイン株式会社の小早川様がセキュリティの強化に関するお話を聞かせてくださいました。
お二つの会社のそれぞれのソリューションを利用することで、さらにセキュリティを強化することが出来るという内容だったのですが、そこで印象的な言葉がありました。
成功するには3つの「はやさ」があり、それをGoogle Appsは持っているというお話だったのですが、
紹介された3つの「はやさ」とは、
早い・速い・疾い です。
多言語展開・大規模情報の集約、集計・リアルタイムの情報共有 がGoogle Appsの持つそれぞれの「はやさ」に当てはまるということでした。
とても勉強になる講演でした。
以上が私が聴いた講演の簡単なご紹介でした。
終わってからは、展示会場のブースも回りました。
会場の様子はこんな感じでした。
たくさんの風船が吊られていて、未来的な空間になっていました。
なにより、風船の色も「Google カラー」で統一されているところに
興奮してしまいました。
朝から夜までのカンファランスでしたが、とても勉強になりました。
まだまだ学ぶことばかりですが、一歩一歩でも成長できるように
これかも頑張ります!


