まず第一回として、GCEの概要についてです。
基本はGoogleのGCEの概要ページを見ていただくのがまずは早いです。(日本語だと限定プレビュー版とかの記載が残ってしまってますね。。)
GCEとは
まず、『GCE』とは、Google Compute Engineの頭文字を取ったものです。(当然ながら)当然ご存知とは思いますが、Googleのクラウドプラットフォームの中の一部として位置づけられております。
Googleのクラウドプラットフォームとは、これまたGoogleのクラウドプラットフォームの製品ページを見るのが早いですが、主に以下の6つの製品群から成り立ちます。
-Compute Engine(コンピュートエンジン)
-App Engine(アップエンジン)
-Cloud SQL(クラウド・エスキューエル)
-Cloud Storage(クラウド・ストレージ)
-Cloud DataStore(クラウド・データストア)
-Big Query(ビッグクエリ)
Googleクラウドプラットフォームについて
それぞれ簡単に説明しますと。-Compute Engine
一言で言うと一般のIaaS(Infrastracture as a Service Wikipedia参照)です。EC2相当のサービスです。(本稿のメイン)
-App Engine
一言で言うとPaaS(Platform as a Service)なのですが、JavaやPython等のプログラムソースのみ準備すればすぐに動作させられるプラットフォームという点が非常に特徴です。
弊社でイチオシの基盤です。
-Cloud SQL
RDBMSレイヤのPaaSです。裏側ではMySQLが動きます。
-Cloud Storage
ファイルストレージです。AWSで言うところのS3と同等のサービスですね。
-Cloud DataStore
GAEでもともと使われていたKey-Value型のデータ保存領域です。GAEでなくても利用出来る様になったのですが、これと言った用途が思い浮かびません。GAE間で共有するような場合には良いのかも知れないですが、もう少しGAEが流行ってからだろうなと思います。
-Big Query
大規模なデータ解析を安価に高速に行えるサービスです。数Tというデータに対して全文検索(フルスキャン)のクエリかけても数十秒で返却される、というものです。ビッグデータ時代に対応したサービスです。アーキテクチャ的には全部読みに行くけど、大量のインスタンスを裏で立ちあげて並列処理するという力技というかある意味男らしいソリューションです。Googleのクラウドならではの解決方法だと思います。
GCEの基礎知識
さて、本題のGCEですが。まずは、Googleの概要ページの中の「特徴と機能」や、私の翻訳した「AWSよりGoogle Compute Engineを選びたくなる10の理由」をまずは読んで頂ければと思います。
私の現時点でのまとめとしては
- 基本機能は揃っており、問題無く使える
- OSとしてWindowsが選択出来ない点がかなり問題
- 利用開始は非常に簡単且つ楽
- 価格はAWSとそれ程変わらない(どっちもどっちな印象)
- I/O性能は非常に高速
- Googleの他サービスとの組み合わせをするなら非常に有効
- 細かい機能においてはAWSに劣る面もまだまだあるように思われる
という印象です。
特に6点目についてはやはり、レイテンシの観点で、GoogleMapやGoogleApps等と連携するWebサービスを展開するなら是非検討に入れるべきと思います。Googleの高速なクローズドネットワーク内で処理が簡潔するので、インターネット経由とは比べ物にならないレイテンシになると思います。
この点については別途処理性能検証を行う予定なので、乞うご期待です。
次回はGCEの価格について
次回は価格について、以下の視点で評価してみようと思います。
-各インスタンスタイプ別のAWSとの比較
-ディスク・スペースの比較(Cloud Storageとどうなのか?等)
-In/Outのデータ転送量課金のAWSとの比較