今回は、seleniumでできることとできないことを紹介します。
『2.1 seleniumでできること』
さて、さっそくですが、seleniumでどのようなテストができるかを見ていきましょう。
seleniumには3種類のコマンドがあります。それぞれ、Actionコマンド、Assertionコマンド、Accessorコマンドといいます。
Actionコマンドはいわば、人の手のような役割をします。
以下のような動作をします。
- リンクをクリックをする
- ボタンをクリックする
- ブラウザの「戻る」をクリックする
- 文字列を入力する
- ラベルを選択する
Assertionコマンドは人の目の役割をします。
表示されている情報が正しいかどうかを検証します。
- ページのタイトルが正しいか
- 指定した文字列が(場所に関わらず)正しく表示されているか
- 表示されるはずのない文字列が本当に表示されていないか
- 表示されるべきHTMLの要素が表示されているか
- table要素の何行何列目のところに正しい文字列が表示されているか
- あるid、class名の要素の表示文字列が、正しく表示されているか
- 開いているHPのURLが正しいか
- 選択しているラベルが正しいか
- 選択しているラジオボタンが正しいか
Accessorコマンドは人の脳の役割をします。
保持してほしい情報を変数に代入し、記憶してくれます。
- 指定した文字列の値を変数に代入
- 選択されているラベルの値を変数に代入
これらの他にも、便利なコマンドがたくさんあります。
こうしてみると、seleniumは全てのテスト項目をカバーしている優秀な製品と思えます。
ですが、実はseleniumにもできないことはあるのです。
『2.2seleniumでできないこと』
seleniumはポップアップウィンドウや、フレームを用いたページには対応していません。
ポップアップウィンドウやフレームを用いたページに遷移するとエラーが出てしまい、テストの実行部分がその部分で停止してします。
また、ブラウザによってCSSの読み取り方が異なることから、HP製作において、レイアウトの崩れはよくあることですが、seleniumはレイアウト崩れのようなバグをテストで検出することできません。
その他に、例えばファイルのダウンロードを行って、そのファイルの検証を行うことはできません。
次回は、seleniumのセットアップ方法をご紹介します。
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