GAEの導入にあたって良くある質問の費用見積りについてです。
弊社で良くやる方法でして、これが100%ではありませんが概ね問題無いというものですが、
参考になればと言うことでまとめてみます。
まず、前提としては業務システムであるということで、特徴として。
-ユーザ数は少なめ
-利用量は人・業務によって多かったり少なかったり幅広い
-可用性は結構必要
-アクセス時間は結構偏る
という所が言えると思います。
この場合に弊社でGAEの利用料を見積もる場合には以下のステップで行います。
- 業務毎に仮の業務量を調べる勤怠登録は修正も想定して一人が必ず1日1.3回(月30回とか)、管理者は月に2回DLを行う。
- 各業務をこなすのに必要なトランザクションを仮置きする
例えば、勤怠の1回の登録するにあたり全てAJAX通信で書き込み3回、読込5回とする。 - 上記トランザクションあたりのDataStore ReedとWriteを仮置きする
これはモデル設計にもよりますが、1transあたり10回とか20回とか、そういう数字になると思います。 - 上記をベースに1トランあたりのオンライン起動時間を見積り
1処理あたりのmsecを概算する。 - 1業務あたりのデータストア量を見積もる
これはメインのデータ量平均に対して3~5倍くらいを見ておく(Indexやログ等)ようなイメージです。 - 保存期間の仮置き
無限に保存するとすると無限になってしまうので、取り敢えず直近2,3年でみた時、とかそういう形で定時することが多いです。 - 個別要件での調整
例えばメール送信システムの場合はメール送信数が跳ね上がるのでそれは個別に盛り込みますし、SearchAPIやCloudStorageについては別途見積ります。 - 上記に課金額を入れて計算
細かい所は省きますが、後は上記で見積もった量に対して課金額を入れて行きます。 - ざっくりその他を倍から3倍として乗っけます
データDL量とか色々他にもあるんですが、それらはまぁ上記の見積りの倍から3倍って所でまずはざっくりといってしまいます。ここを精緻にやるのは神様でも無理でしょう。 - これまでの経験、近しいシステムの現況と比べての微修正
ある程度近しいPVとか想定される業務に近い既存システムとユーザ数や業務数等を考慮してマスで一応大きく違わないかチェック・微修正を行う
結局これまでの経験からはFrontEndの時間、DataStore Read/Write数、DataStore量、DLデータ、あたりが大半の課金金額を締めることになるので、主な部分を見積もって、それ以外は倍も行かないでしょうという経験則で出してしまいます。
勿論場合によってはもっと精緻にやってもいいでしょうし、稼働・テストしつつ見直しをするというのも時間と手間があれば是非やるべきだとは思います。
が、現実的には業務システムの場合上記で見積ると概ね相当低い金額になりますが、おそらくほぼそれで越えてしまうことは無い(概ね倍程度バッファ見てるので)ので問題にならないことの方が多いです。
以上、簡単ですが、当社で実施している見積りノウハウになります。
当社ではある程度ほぼ全てのシステムをIZANAMIフレームワーク化しているため設計・開発手法を似ているので、過去事例との比較がある程度容易・有意になる、と言った特徴があると思います。
こういった見積りだけ、などGAE導入の段階でお困り・お悩みの方へのサポートとして、当社でも『GAE導入支援サービス』として提供出来ますので、是非ご相談ください。
次回は何故GAEでのインフラ費用が通常(オンプレミス)より安くなるのか、ってところを考察してみようと思います。
→2013年11月25日公開『業務システムにおいてGAEでのインフラ費用が通常(オンプレミス)より安くなる訳:その1』
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